Voice17: 英語でのコミュニケーションについて考えてみた―グローバル人材ってなんだろう③(Nozomi)

「話を最後まで聴く」ことは常識ではなかった事について前回の記事(こちら)で徒然と綴ってみました。

“聴”く態度にも直結している“聞”く事について③では書いていきます。

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【常識の様に存在する誤った先入観】

“英語が話せる=完璧、流暢な英語を話す”

こんな先入観がありませんか?

学生時代にも英語科の友人が「英語が話せない」という発言をしていたのを覚えています。

「英語を話せますか」

この質問に対して、私も以前は「少しだけ」とか「私の英語上手じゃないけど…」という風に答えていました。

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理由は自信がないからでした。

“英語が話せる=完璧、流暢な英語を話す”

この先入観に捉われており、英語がある程度話せるようになっても中々、回答の仕方は変わりませんでした。

【英語が話せる≠完璧、流暢な英語を話す】

“英語が話せる=完璧、流暢な英語を話す”

この先入観の公式が間違っていることを教えてくれたのは、コンタクトを取っていたノルウェー人の男性と話していた時でした。
VOICE参照)

もちろん彼はたくさんの単語を知っていましたが、彼にもわからない単語があったことに、当時の私はびっくりしました。
(目が青い人=英語完璧というステレオタイプを持っていたので←結構酷い)

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彼の第一言語はノルウェー語で英語はネイティブではありません。
また、その当時は気が付かなかったのですが、彼の英語はノルウェー語特有の訛のある英語です。

もちろん、私の第一言語も日本語で英語は第二言語です。

「英語話せないんだよね」
という表現を使うと、

「じゃあ今、使っている言語は何?」

と言われ

“英語が話せる”と“完璧、流暢な英語を話す”は別物であるという事に気が付きました。

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【「英語がそんなに話せない」という表現は間違い】

昨年、本業の傍ら英会話サービスで日本人講師を勤めていましたが、「英語がそんなに話せません」という表現を使用する生徒さんたちが目立ちました。

「英語がそんなに話せません」という方々には

“英語が話せる=完璧、流暢な英語を話す”

以前の私の様にこの公式が先入観としてこびりついてしまっている気がします。

「英語がそんなに話せません」と言いながらも、実際にレッスン(基本英語)を行うと、生徒さんは英語が話せる方がほとんどでした。

レッスン終了前ににわからなかった内容や質問の有無を、日本語で確認します。

すると、「あの時の○○(単語や内容)がわからなかった。」と、会話時にできなかった質問をされることが意外と多かったのです。

ここでわかるのは英語を「話せない」のではなく出てきた疑問をその場で「聞けない」。

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※ここでの”聞”く(=訊く)はaskやcheckのニュアンスで使っています。

会話の流れや内容は聴くことができているのですが、

出てきたわからない単語が「聞けない」
英語や会話のスピードが速くて「聞けない」
相手が自分のことを理解できたのか、自分の理解が合っているのか「聞けない」

会話やコミュニケーションはテストじゃありません。

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単語の意味が分からなければ”聞”けばいい。
英語や会話のスピードが速ければ、ゆっくり話してもらう様”聞”けばいい。
自分が理解が合っているか、また、相手が自分の言った事を理解しているかどうかを”聞”けばいい。

会話やコミュニケーション時に質問するなというルールはどこにもありません。

「英語がそんなに話せない」ではなく「”聞”き方が分からない」

という表現のほうがしっくりきます。

ここから、わかることは、英語自体に焦点が充たってしまっていることです。

英語ないし言語は相手や物事を理解する手段やツールであり、目的ではありません。

だから、「英語がそんなに話せない」という表現になってしまうのかもしれない。
これが私の辿り着いた答えでした。

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【”聞”く時のちょっとしたテクニック-「ありがとう」と「ごめんなさい」】
とはいえ、実際の会話になると”聞”くことって気が引けると思います。

私も昔はよく理解できたふりをしていました。
伝える事が多くなった今、理解したふりをされる方が後々困ることが多いです。

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なので、”聴”く態度を意識した上で”聞”いたら良いのではないかと思います。

「話の邪魔をしてごめん。今言った○○(単語)って何?」
「ちょっとスピードが速いから、ゆっくり話してもらえませんか?」
「止めてごめんね、今言ったのはこの理解で合っている?」

それに対して、応えてもらい、助かるのであれば

「ありがとう」

と感謝の気持ちを伝えると良いと思います。

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使用言語に関わらず、「ありがとう」と「ごめんなさい」がきちんと言えるの方に対して、人は不快に思わないと思います。

また、この広い世界にはで英語が得意な人もいれば苦手な人も存在します。
たまたま、英語が共通言語としてみなされ、得意な人達に有利に働いているだけの話です。

言語レベルが違うのであれば、相手が苦手であるのを理解した上で自分の言ったことが伝わっているかどうか、”聞”いて確認することは伝える側にも求められる能力だと思います。

【最後に-言語にも存在する多様性を理解する】

英語でのコミュニケーションにおいて、「きく」態度に焦点を充てて、3つの記事に分けて書いてみました。

英語教育や英語関連の記事を読むと、よく「日本人は英語を話せない」や「スピーキングが苦手」と書かれている事があります。

こういった表現により、学習者にとっての英語が目的と化してしまっているのかなぁと感じてしまいます。

英語、ないし言語は目的ではありません
流暢に英語を話すことが目的であれば、この記事のことは無視してください笑

abc books chalk chalkboard
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英語を「話せない」と思ってしまっている方は英語自体が目的化していませんか?

言語をツールとして使う際、母国語でないなら尚更、情報伝達によるミスは起こりやすくなります

英語をはじめ、言語はネイティブだけのものではありません。
また、人に対して多様性を使うのであれば、英語にも多様性があると言えるのではないでしょうか。

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母国語でないからこそ、”きく”能力がコミュニケーション上必要であり、それは私たちだけでなく、相手にも求められる能力でもあると思います。

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Voice17: 英語でのコミュニケーションについて考えてみた―グローバル人材ってなんだろう③(Nozomi)” への1件のフィードバック

追加

  1. 似たようなこと言われて、喋れるって自覚しましたよ。
    「幼稚園生と会話できますよね?裏を返せば、幼稚園生くらい喋ることができれば、会話は成立する」
    先入観によって、上手く喋ろうとすると何も喋れなくなる。
    語学はあくまでツールという事を痛感しましたw

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