Voice19.私は6つの命を奪いました。(Ayae)

お肉が食べたい。

【日本出国前に家族で食べたすき焼き…】

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芋煮会をしたい。

*東北では当たり前な芋煮会、他の地方ではしないという事実を私は信じ切れていません。

やらないって言いながら実は隠れてやってるんじゃないかって思ってます。笑

【芋煮会で作った豚汁】

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そんな時、みなさんはどうしていますか?

 

おそらく、多くの人がスーパーに行って、すでに解体されたお肉を買いに行くと思います。

しかも、好きな部位を好きな分だけ買うのではないでしょうか?

マラウイでも、都心部にはスーパー、農村部でも市場はあるのですでに解体されたお肉を買うことはできます。

*常温放置でハエが結構たかってますけどね。笑

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が、やはりお得なのは生きたままの動物を買うことです。

つまり…自分たちの手で動物の頸動脈を切らなくてはなりません。

日本で生活をしていて、夕飯のために鶏の頸動脈を切るところから始める人は中々いないのではないでしょうか?

 

でも、マラウイでは当たり前。

もちろん、私の働いている学校では生きた動物を買い取ります。

*さすがに牛と山羊は大きすぎるので解体されたお肉を市場で買います。ちなみに、学校の方針で豚肉は調理しません。ムスリムの子も生徒の中にはいるので。

なので、よく私たちが食べているのは鶏肉です。大体、週に1、2回程度。

私はいつも料理を手伝うときはひたすらトマトを切って忙しいふりをして鶏の頸動脈を切る役割を生徒に押し付けていました。

でも、いい加減現実に目を向けないとな。

と思い、やり方を教えてもらって先日鶏6羽の頸動脈を切りました。

*いつも6羽の鶏を46人で分けて食べています。

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ちなみに、私にとって“現実”というのは、

“自分がお肉を食べたいがために生き物を殺す”ということ。

更には、お肉を摂取しなくても生きていくことはできるのに、

“私欲(お肉を食べたいという思い)のために生き物を殺す”

ということです。

でも、マラウイに来て4カ月間一度も頸動脈を切らなかったのは、その現実から目を背けたかったからなのだと、私は思います。

私が頸動脈を切っている時の写真とビデオはありますが、血が苦手な方もいるとは思うので、、、省略します。

 

鶏の体を抑えつけたときに上がる悲鳴声。

頸動脈を切ったときに飛び散る血。

そして鶏の体が痙攣を始めます。

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その時に思ったのが、

“私は普段本当に食べ物に感謝していたかな”

ということです。

勿論、食べる前に“いただきます”はするし、“ありがたい”とは思ってはいましたが、そこまで深く“生き物から命を頂いている”という感覚はなかったように思います。

【生徒との食事風景*毎日ピクニック気分です】

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日本とデンマークにいたときはほとんど毎日お肉か魚を食べる生活を送っていて、スーパーに並んである食肉と魚を“食料”としか見ず、“命”だとはあまり深く考えていませんでした。

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特に、某大手の精肉店で働いていた時はいわゆるブランド牛の100g当たり1700円とかするお肉が並んだショーケースの後ろに立ってそれを量り売り、賞味期限が切れたものは処分。いかにお肉を綺麗に並べて美味しそうに見せて多くのお客様に買っていただくかばかり考えていて、それが生きていた時のことや、さばかれるときの悲鳴なんて考えたこともありませんでした。

つまり、当時の私の脳内はあくまでも

“お肉=商品”でしかありませんでした。

 

【生徒がお肉を小さく解体中】

*一枚撮るだけでウチは満足なのに、写真うつりが悪いからダメって何回も撮り直しさせられた後の、本人曰く満足な写真。笑

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でも、多くの日本人の方が同じ考え方をしているのではないでしょうか。

別にそれが悪いという訳ではなく、それが私たち日本人にとっての“当たり前”となり、“いただきます”という言葉の裏にある感謝の気持ちが昔の日本人の方たちと比べて薄くなってしまっているのではないかなと思います。

【主食のシマを調理している時の写真】

*毎日青空クッキングです

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正直、マラウイに来るまで食肉と動物について深く考えたことがありませんでした。だからこそ、マラウイに来て、“命”について考え、更に日本を客観的に見ることが出来たのはいい機会だったなと。私は思っています。

 

生徒にも、これからは私もちゃんと頸動脈を切る役割をするからねって伝えました。

*生徒は私の成長に大喜びでした。笑

 

でも、その数日後に今度は生徒が、“今日の夕飯だ―!”

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って生きた山羊を抱えて帰ってきたとき、私はまたトマトをひたすら切り続けて今忙しいって断りました。。

ちょっと、心の準備ができず。笑

でも次は必ず、ちゃんとやります。。

ちなみに、山羊はとある族長からのプレゼントでした。生徒のテンションの上がりよう(笑

 

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