広告

Voice20.幸福な国デンマークで見た不幸せ(Ayae)

現在はマラウイにいる私ですが、2017年1/31から2018年1/30までの1年間私はデンマークに滞在していました。

22091788_2406478306244452_161664203_n

 

デンマークは”世界一幸福な国“として、常に上位にランクインしていることで有名な国です。

でも、たった1年しか住んでいなかった私には語る資格は無いかも知れませんが、正直私はデンマークにいた時に、“幸福な国”にいるという実感は、全くありませんでした。

*デンマーク大好きな方、デンマーク人の方、すみません。

でも、私デンマークは大好きですよ!

【サバイバルウィーケンドで訪れたMøns Klint】

DSC_0127

実感がなかった理由は、滞在していた1年間の殆どを”幸せな環境”にいない人達と過ごしていたからなのだと思います。

私の場合、プログラムの一環としてデンマークのフリースクールで働きつつ、”貧困とどう戦うか”について勉強をしていました。

【私の先生(左)と、同じ学校で働いていたPaula(右)。そして真ん中が私、Ayae】

17161050_10212598358701001_406310499_n

フリースクール。皆さんはどんな所かご存知ですか?

いわゆる、”一般的な”学校に通えない子がそこには沢山いました。

だからその学校では、一人一人のレベルに合わせた教育を行なっていました。

以前のブログ記事を参照。

Voice1: デンマークでの仕事 (Ayae)Voice2: デンマークでの仕事 (Nozomi )

私が勤務していたsøgårdhus には、麻薬に苦しむ女の子がいました。 麻薬をして依存する。自業自得じゃんって思う方は多いと思います。 でも、その子が麻薬を始めたのは9歳の時です。理由は、親がしていたから。

私の勤務先に通っていた子達の背景はみんな過酷なもので、でも共通していたのは彼らが育った環境が彼らを悪い方向に導いてしまっていたという事。

子どもにとって、親は全てだと私は思っています。親がしている事を真似したその子に、私は罪は無いと思っています。

結果的に彼女の姉は麻薬に苦しんだ後に自殺。 その後彼女は睡眠薬無しでは眠れなくなり、薬物により依存するようになりました。

“世界一幸福な国”で生まれ育ったこの16歳の女の子と一緒に過ごしていた私は“幸せ”って何だろうって考えるようになりました。

正直、私が働くその学校には何でもありました。船舶免許も、スキューバダイビングの資格も、その学校で取得が可能で、年に数回”修学旅行”として、カナリア諸島、イギリス、スペイン、フランス、ノルウェー、ドイツ、ザンビア、、、など、様々な国に行くことが出来ます。

ザンビアにいたってはアフリカです。

船は三隻あり、そのうちの一隻は木造の1902年に作られた大きなとても立派な船です。この船で海外へと旅をするのです。

それでも、私の生徒たちはみんなどこか退屈そうで、行きたくないって言います。

理由は、旅行中Wi-Fiが使えないから。

私の生徒は学校を脱走しては麻薬を吸う。お店で万引き。近所の家へ強盗事件を起こしたり。先生を刃物で切り付けたり、顔面を殴られて顔を塗った先生もいます。

一度、宅配のピザを生徒が頼み、なんか嫌な予感がしたので蓋を開けてみたら蓋の内側に麻薬が張り付けられていたこともあります。

【学校のダイニングホール】*誕生日の生徒がいるときは紙ナプキンも用意。

IMG_0158.JPG

デンマークにいたときは絶対に食べきれない量の食事が用意され、お肉はほとんど毎日食べることが出来ました。

なんでもあるこの国、この学校で働いていて、でも、幸せそうには見えない子が沢山いる。

私のデンマークでの一年は、そんな日々でした。

 

現在私はマラウイをバスで旅行していて、様々な貧しい村を目の当たりにしてきました。

実際に貧しい村でホームステイもしてきました。

電気も、水道もない、小さな村。お水が欲しければ20ℓ~40ℓのお水を頭の上に乗せて、1キロ以上歩きます。 でも、楽しそうに笑う現地の方々。

IMG_6074.JPG

だから私は考えさせられます。

“幸せって何だろう。”

“そもそも、幸せってどうやって調べるの?”って。

最貧国と言われるマラウイの、小さな村で生活をしている方々の方が、何でもあるデンマークの中で退屈そうに時間をつぶしていた私の生徒よりも遥かに幸せそうに見えます。

ホームステイでお世話になった家族の方達とは交流が続いていて、私にとって第2の家族です。 お父さん、お母さんって呼んでいます。笑

だから、”幸福な国、デンマーク”って聞くと私は素直に受け入れることが出来ないのです。

勿論、幸せな人はいっぱいいるのは確かだと思いますが。

 

また、デンマーク滞在時に、”Food for homeless”というプロジェクトを首都コペンハーゲンで行なっている方に連絡をし、プロジェクトをお手伝いした事もあります。

この事については、後々紹介をしたいと思います。

【デンマークのÆbelø】*あんまりみんなが知らないようなデンマークの素敵な場所を知って欲しかったので、マイナーながらも私のお気に入りの場所を今回は載せています:)

DSC_0320

広告

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Powered by WordPress.com. テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

ページ先頭へ ↑

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。