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VOICE 31: 言語の距離(Ayae)

なんで日本人は英語話せないのか理解できない。

 

この言葉は、現在参加してるプログラムの先生(イタリア人)が私に言ってきた言葉です。

 

彼曰く、彼が出会った日本人の多くは英語を話せなかったんだとか。
そして私が提出した課題のスペルミスと文法の間違いが多くてちょっとイライラしてて私にそれを言ってきました。

でもこの言葉、よく言われます。

text on shelf
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うわー!なんで英語話せるの?!はじめて日本人と英語でまともな会話ができたよ!!
って言われたこともあります。

 

彼らは軽い冗談で言ってるわけですが、私は日本人が馬鹿にされてる気がして、ちょっとイラっときます。まあ、実際に話せない人が多いのは事実だとは思いますが…

 

man wearing orange nike crew neck t shirt
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日本人が英語を話せないのは学校教育で英会話の時間をあまり重要視していなかったからというのもありますが、全く同じ条件の(英語教育を受けていても英語話せない人が多い)スペイン、イタリア人の人と同時に英語の勉強を始めたとすると、やっぱり優位なのは日本人よりもイタリア人とスペイン人です。

 

そもそも英単語とスペイン語の単語は似てるし。そもそも同じアルファベットだし。だからスペイン人チームメイトが

私は数カ月しか英語勉強してないのにもう話せるのに絢絵の英語力はそのままだね

的なことを言われたときはイラっとしました。

 

でもそれって、母語と英語の距離によるものだと私は思うんですよね。

portrait of beautiful young woman over white background
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もちろん性格や熱意、英語教育についても大いに関係してますが、でも母語との距離ってすごく重要なカギだと思います。

 

そこで今回は、母語との距離について言語の形態と系統の視点から説明をしていきたいと思います。
*私はこの説明をチームメイトにも長々と説明をしています。笑

 

 

世界中に言語は沢山あるわけで、そうなると種類もたくさんあり、分け方も様々です。
例えば、①言語の形態、②語順、③語派で大きく分けることが可能です。

 

言語の形態で分ける場合、膠着語、屈折語、孤立語の三つがあります。

膠着語 実質的な意味を持つ語幹に接辞がつくタイプ
ex) 日本語、韓国語、モンゴル語、トルコ語

”食べる”の場合、

”食べ”という語幹に”た”という過去形の形がつくことで

”食べた”=過去形 となります。

 

屈折語 語そのものが変化する
ex) ラテン語、ギリシャ語

孤立語 名詞や動詞、形容詞に限らず形が変化しないタイプ
ex) 中国語

*ちなみに英語にはこの三つすべての特徴があります。なので、一重に分けることはこの視点からは難しいです。

blur book close up data
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語順で分ける場合、SOV, SVO, VSO, VOS,OVSの種類があります。

*SOV言語は全体の45%、SVO言語は35%、VSO言語は18%を占めていて、OSVの語順の言語は今のところ見つかっていません。

 

SOV言語の例
日本語、韓国語、モンゴル語、トルコ語、ヒンディー語など

SVO言語の例
中国語、タイ語、英語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、フランス語など

VSO言語の例
アイルランド語

 

私はこの勉強をするまで、英語と同じ語順のSVOが一番高い割合を占めているんだと思っていました。

だって、世界共通語としてよく推されてるのは英語だし、、、

てっきりどんな国の人からしても勉強しやすい言語なんだと思っていました。

 

photo of a boy reading book
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語派、語族はたくさんありますが、ここでは3つの語派を紹介します。

ゲルマン語派
・北ゲルマン語族:アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク
・西ゲルマン語族:ドイツ、英語、オランダ

イタリック(ロマンス)語派
東ラテン語族:イタリア語、ルーマニア語
西ラテン語族:フランス語、ポルトガル語、スペイン語

スラブ語派
東スラブ語族:ロシア語
西スラブ語族:ポーランド語、チェコ語、スロバキア語
南スラブ語族:ブルガリア語、スロベニア語、クロアチア語、セルビア語など

 

日本語、韓国語、アイヌ語の語族は明らかにはなっていません。

もともとあった言語に、いろんな語派の特徴が付け足されていってできた言語なのではないかという説もあります。

 

two man and two woman standing on green grass field
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このように、様々な視点から言語を分類することが出来るわけですが、同じ語派、語順、形態の言語は比較的距離が近いので、習得にかかる期間は短くなります。
たとえば、日本語を母語とする私にとって韓国語は英語より簡単な言語です。
(こまかい文法は難しいけど、日常会話レベルを目指すなら)

その理由は、同じSOVの語順で、しかも同じ膠着語だからです。

イタリア人の先生には韓国人の彼女がいて(最近破局したそうです)、韓国語頑張って勉強してるけどやっぱり難しいみたい。
語派も、語順も、形態も違うから…

デンマーク語を勉強し始めた時も、英語と語順、語派は一緒だから勉強はしやすかったし。
*発音が難しすぎて断念したけど。(英語の10倍発音は難しいですlol)

person holding black pen and book near pink ceramic mug
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一度、韓国語を英語で勉強してみましたが、非常に難しく感じました。
私の韓国語のレベルはまだまだ低いので、頭の中でいちいち日本語から韓国語に訳して話しています。なので、英語から韓国語に訳そうとするともうチンプンカンでした。lol

韓国語を勉強するときは日本語で、デンマーク語を勉強するときは英語で勉強したほうが楽です。

 

 

このように、言語の距離はなかなか侮れません。
まあ、いくら言語の距離が近くてもやる気がないと全然伸びないんですけどね…私の韓国語のように。笑

 

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